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あしあと

    こんな講座ありました(平城東あそび隊)

    • 更新日:2022年4月2日
    • ID:11979

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    平城東あそび隊<平城東公民館:2021年7月3日(土)~12月4日(土)全6回>

    平城東公民館では、2021年度から、朱雀・左京・佐保台地域の小学生を対象に、「平城東あそび隊」を開催しています。

    「平城東あそび隊」は、あそびを通じてさまざまな体験をする機会を提供し、子どもの創造力・表現力を高め、異年齢の子どもたちの仲間づくりを行うことを目的としています。



    2021年度の計画です。

    1回 7月3日(土) 開講式とオリエンテーション

    2回 8月1日(日) つばめのねぐら入りを観察しよう(平城宮跡)

    3回 9月4日(土) アナログボードゲームをやってみよう

    4回 10月2日(土) おこづかいでお金を知ろう

    5回 11月6日(土) 地域の人とまちを探検しよう

    6回 12月4日(土) 地域の人とまちを探検しよう2 閉講式

    5月から始める予定でしたが、新型コロナウイルスの感染ステージの悪化からスタートが遅れ、7月開講となりました。

    待っていましたとばかりに、元気な子どもたちが集まってきました。
    ようやくみんなの笑顔に会うことができました。

    1回 7月3日(土)開講式とオリエンテーション

    館長とスタッフが平城東あそび隊のめざしているところを話したあと、レクリエーションゲームを通じて少しずつみんなの緊張がほぐれていきました。

    じゃんけん陣取りゲームやボールを使わないボールパスゲームなどを楽しんで、大興奮のあそび隊でした。

    2回 8月1日(日)つばめのねぐら入り観察

    全国的にもめずらしい、ツバメのねぐら入りが間近で観察できるスポット、平城宮跡。

    ツバメたちの様子を毎日観察して記録をつけている、なら・ツバメらぼ(旧名称:奈良ツバメねぐら研究部)の皆さんを講師としてお招きして、ツバメの生態の解説とツバメのねぐら入りの観察をします。

    初めて自分で切符を買う経験もできて、とてもドキドキしました。

    夜の遠足というのも特別な時間でした。

    初めて買う切符。
    ちょっとドキドキです。

    平城宮跡に到着です。
    奈良ツバメねぐら研究部の皆さんから紙芝居を通じてツバメの生態を教わります。

    先生の指さした方向からツバメがやってきました。
    1羽見つけたと思ったら、すごい数のツバメが渦のようになって押し寄せます。

    ねぐら入りの終わったヨシ原はうそのように静かになりました。
    そっと望遠鏡をのぞいてみると、ねぐらの中で佇むツバメの姿が見えました。

    3回 9月4日(土)アナログボードゲームをやってみよう

    家族でも友達とも楽しめる、コミュニケーションツールとして大人気のボードゲーム。

    教えてくれるのは、せりんご先生です。

    デジタルのゲームと違って、相手との表情や言葉のかけひきができ、何度やっても飽きません。

    喜んだり悔しがったり普段の表情とは違う一面が見られるのもボードゲームの楽しみです。

    もっとやっていたいと、なかなか終われない時間でした。

    そして、この日から奈良県立大学の学生がスタッフとして参加してくれるようになりました。

    にじいろのへびです。
    どんどん長くなっていくへびをゲットするのは誰かな。

    ボードゲームをやっていると、協力したり競争したりする場面があります。
    スポーツなどにも通じる経験ができます。
    運も要素のひとつ。
    何度やっても楽しいです。

    4回 10月2日(土)おこづかいでお金を知ろう

    お金ってそもそも何だろう。

    何のためにあるんだろう。

    お金の成り立ちから今までの歴史を学んで、これからの電子マネーなどの形のないお金のことも知りました。

    貯金するってなんだろう。

    無駄遣いや借金ってどんなときに出てくる言葉かな。

    お金を勉強することは将来の生活を想像してみることにもつながります。

    先生はファイナンシャルプランナーの萩原有紀さんです。

    お金は労働の対価であること、クレジットカードの仕組みや金利計算の方法などをきちんと知って、将来の借金トラブルなどを予防したいと先生はおっしゃいます。

    お金で苦労しないため、失敗しないためにはどうしたらいいんだろう。

    ゲームを通じて体験し、みんなお金の大切さやちょっとした怖さも知ることができました。

    昔のお金は石でできていて、運ぶのも大変でした。
    今は電子マネーになって、見えないもの・触れられないものになってしまいました。

    お小遣いゲームを使って、お小遣い手帳を書いていきます。
    お金の出入りを見える化することで、何から入って何に出ていくのかがわかります。
    みんなどんな使い方ができるかな。

    5回 11月6日(土)地域の人とまちを探検しよう

    朱雀地区のまちづくり協議会の皆さんの協力を得て、2回にわたってまち歩きを計画しました。

    小学校や買い物などのいつもの道と違うルートでまちを歩いて、普段気にしていない場所から何が見えるか、どうしてそこにあるのかを学びました。

    11月は、ふれあい公園まで歩いて、新しく設置された防災マップを見学したり、公園のトイレや遊具が新しくなったのは地域の人が力を合わせて実現したものだというお話を聞いたりしました。

    帰りに拾った自然の落としものを集めて、こんなのを見つけたよと発表するあそび隊の子どもたちでした。

    朱雀まちづくり協議会の皆さんほか地域ボランティアさんです。
    まちのいいところを一緒に見つけに行きましょう。

    遠足気分でまち歩き。
    あかみちを使って公園に向かいます。
    途中防災マップを見学して、自分たちがどこにいるのか、まちにはどんな準備があるのかを教わりました。

    公民館にもどってみんなの見つけたものを発表します。
    班ごとに順番にどうぞ。

    途中で見つけた宝ものです。
    色とりどりの植物がこの街に植わっていることにも気づきました。

    6回 12月4日(土)地域の人とまちを探検しよう2 閉講式

    今回も朱雀まちづくり協議会の協力のもと、まちに出かけました。

    12月は班ごとに地域の人に聞いてみようということで、通りがかりの大人にインタビューをすることになりました。

    初めはおそるおそるでしたが、だんだんと慣れてきて、「今は何をしているところですか」「このまちに住んで何年ですか」「このまちの好きな場所はどこですか」と堂々と聞くことができました。

    地域の大人たちにも慣れてきて、公園では一緒に走ったり、ふざけ合ったりしていました。

    最後は班ごとに発表です。

    どんな意見が聞けたのか、学年の大きな子たちがまとめてくれて、しっかりとみんなに伝えることができました。

    最後に地域の人にお礼を言ってお別れです。

    「今の楽しみは、毎月のあそび隊です!」と嬉しそうに答えてくれた1年生もいました。

    今年はこれで全部のプログラムが終了しました。

    アンケートを書いて名残惜しそうにお別れです。

    また4月に案内を学校に届けますね。

    大人たちもかわいい子どもたちに質問されて、嬉しそうにしています。

    公民館に帰って振り返りタイムです。
    どんなことがあったかな。
    誰が発表しようか。

    みんなの前で発表。
    少し緊張したけど、みんな少しずつ発言しました。
    まち歩きが一番楽しかった。

    参加者の声

    ・今のいちばんの楽しみは平城東あそび隊です。
    ・楽しかった。また来たい。
    ・来年はいつからやるの?はやく次が始まってほしい。
    ・もっといろんなことをやってみたい。
    ・虫取りにいきたい。公園でもっとあそびたい。 など

    開催を終えて

    公民館がある場所が東西に長い校区の西の端なので、どうしても参加者は朱雀の子どもたちが多くなりますが、学校が違っても、あそび隊でしか会えなくても、毎回仲良くみんな一緒にプログラムに取り組んでくれました。

    こんな講座を待っていましたと参加の意気込みを知らせてくれた保護者の方や、ゼミで発表したいと、毎回お手伝いに来てくれた奈良県立大学の学生さん。

    何かお手伝いできることがあればと手を挙げてくれたボランティアの方もおられました。

    地域のたくさんの皆さんに見守られて平城東あそび隊は活動することができました。

    2022年度もいろんなテーマで活動の幅を広げていきたいと思います。

    ありがとうございました。