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あしあと

    こんな講座ありました(プチ田舎暮らし・興東ー燻製作りの時間ー)

    • 更新日:2024年10月17日
    • ID:13816

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    プチ田舎暮らし・興東ー燻製作りの時間ー<興東公民館:2024年5月26日(日)>

    プチ田舎暮らしは、奈良市東部地域において地域の自然・歴史・風習・食・技などに触れて田舎の暮らしを知り、農作業などの体験をすることにより、東部と市街地の交流のきっかけとなることを目的として開催しています。

    今回は、当公民館の自主グループで活動されている「燻製を楽しむ会」の方を講師に迎え燻製作りの時間を楽しみました。

    興東地域にお住まいで燻製歴30年の仲谷先生から燻製についての話を聞きました。長い燻製歴をお持ちの先生ですが、今年の春、20年ぶりにウィンナー作りに再挑戦され、一度は諦めていたパリッとした食感の上出来なウィンナーを作ることができとてもうれしかったそうです。
    成功の秘訣は長い付き合いのある確かな肉屋さんの存在だそうです。

    燻製の一番大事なことは新鮮な食材を用意することに尽きるそうです。
    輸入肉の中には生育に300日かかるところ200日で成長できるように効果の高い肥育剤や抗生物質などの添加物の入った飼料で飼育されている場合が多いそうです。
    やはり市販のハムやベーコンの燻製製品には添加物が多く、先生も自然の力でおいしくもっと安心して食べるものができるはずだと、燻製に情熱をかけてこられました。

    今回、「燻製を楽しむ会」がパレットの板を再利用して作った、風格のある燻製箱(スモーカー)の中の電熱器で桜とナラとヒッコリをブレンドしたチップを燻しました。
    ポイントはザラメを入れることだそうです。
    先生は北海道の山桜を製材してもらい、チップにしているそうです。
    ソメイヨシノの桜チップは使わないんですって。

    今回の大きさの燻製箱が煙が回るのに最適だそうです。
    中の温度がわかる装置があり、食材によって一定の温度(今回は45℃以上)になってきたら電熱器のスイッチを切って調整し、煙が出すぎたらカバーをかけて流出をふせいだりします。
    燻製はアバウトでいいポイントと、きっちりするポイントがあり、なかなか奥が深そうです。

    今回は真ホッケとチーズの燻製作りを楽しみました。
    チーズは3時間燻製にかかるのであらかじめ燻製していただきました。
    真ホッケは半身を焼いて、もう半身はそのままで食べ比べて、とのことで、今日は食べずに一晩おくのがベストだそうです。

    受講生の声

    • 燻製はもちろん、先生のお人柄もとても明るいので楽しく学ぶことができました。
    • 添加物のことが気になっているので、ハム、ベーコンも手作りできることがわかり楽しくなってきました。
    • 早速作ってみます!
    • ハム、ベーコン等のピックル液の作り方も知りたいです。

    講座を終えて

    公民館の自主グループで活動されている「燻製を楽しむ会」は、平成31年度の燻製の講座からスタートされたクラブです。

    毎回美味しそうなハムやベーコンを1日かけて作り楽しく活動されています。

    先生からの「燻製は家族が喜んでくれる良い趣味であり、年をとっても楽しめ、何より体に安心でおいしい食べ物が作れて最高!!」とのお話が印象的でした。

    後日食べた方に感想をお聞きすると、待ちきれずにその日のうちに食べられたそうですが、ホッケは身がトロッとしていておいしさに驚かれたそうです。