ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

スマートフォン表示用の情報をスキップ

現在位置

あしあと

    こんな講座ありました(書いてみよう!「ふでもじ」と「かきかた」)

    • 更新日:2025年2月4日
    • ID:14422

    ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

    書いてみよう!「ふでもじ」と「かきかた」<登美ヶ丘南公民館:2024年7月20日(土)・7月27日(土)・8月3日(土)全3回>

    こどもの「毛筆」と「硬筆」の講座が、夏休み初日から始まりました。

    メールやSNSの普及で文字を書く機会が減ってきた中で、文字を書く楽しさや喜びをこどもたちに知って欲しい!と思い、日本の文化でもある書道「ふでもじ」を中心に開催しました。

    文字を正しく美しく書けることは、きっとこどもたちの財産になるはず。

    「ふでもじ」と「かきかた」を楽しんで身に付けられるよう、3回にわたって学びました。

    講座の様子

    第1回 道具の使い方(毛筆)線と「とめ・はね・はらい」を練習しよう!

    講師の熱田先生のご紹介

    まずは、先生のご紹介です。
    主に公民館で小学生から中学生への指導を、長年にわたり続けてこられた熱田里穂先生です。
    優しく丁寧な指導が人気で、今回の講座も「こどもたちと『書』を通して関われることがとても嬉しいです」と楽しみにしてくださっていました。
    「書くこと」だけではなく、始まりと終わりの挨拶など礼節の部分もしっかり教えてくださいます。

    道具の確認と準備をする様子
    正しい筆の持ち方を教わる様子

    道具の確認と準備をします。

    初めて書道を経験する子、学校の授業で使ったことがある子、低学年から高学年までさまざまですが、まずは基本となる道具の説明です。

    どこに何を置くのかや、筆の正しい持ち方を先生から教わりました。

    筆の使い方を練習する様子
    線を引くためのオリジナルのかわいい教材。

    手で筆の動きを確認しながら、先生と一緒に筆の使い方をまなびます。

    初めて挑戦するこどもたちでも分かり易いように、イラスト入りの半紙を使います。

    オリジナルのかわいい教材で、まずは線を引く練習!

    「ふでもじ」は鉛筆と違い、「とめ・はね・はらい」が重要!まずは線を引いたり、ぐっと止める練習をしました。

    実際に線を引いて書く練習をする様子
    先生の添削を受ける様子

    いよいよ書いてみます。

    筆に墨を浸す時、どきどきと緊張感が伝わってきました。

    横線、縦線と簡単そうに見えて、意外と難しい!脇を閉めて筆を立てて線を引く。

    たくさん練習して、先生に添削してもらいます。「おねがいします」「ありがとうございます」と言って、よくできたところや、手直しするところなどを見てもらいました。

    こどもたちは先生に良いところを褒めてもらってニコニコ笑顔。

    この調子で次は文字に挑戦していきます。

    第2回 手本をもとに文字を書く(毛筆)象形文字に挑戦!

    ひらがなに挑戦するこどもの様子
    先生の指導を受ける様子

    それぞれ学年に合った文字に挑戦し、先生が一人一人丁寧に指導してくださいます。

    自分で納得いくまで何度も練習し、どんどん上達していました。

    象形文字に挑戦するこどもの様子
    魚の象形文字を書く様子

    書くことを練習しますが、漢字の成り立ちについても学びました。

    「昔は物の形を表した絵のような文字で、そこから今の漢字が出来上がってるんだよ」と、いろいろな象形文字を教わりました。

    その中の一つ、「魚」の文字を実際に書いてみました。

    「魚」でも数種類あり、そのうちの一つをまねて書いてみます。

    まっすぐの線から、くにゃっと曲がった線さまざまな筆の動きで悪戦苦闘!

    何度も何度も書き直しながら、一つの素晴らしいオリジナルアートが完成しました。

    第3回 暑中見舞いのポストカードづくり(硬筆)夏の思い出を文字にしてみよう!

    暑中見舞いはがきを練習する様子
    暑中見舞いはがきの文章を考えて書く様子

    最終回は、鉛筆でポストカードづくり。

    この夏にしたことや、してみたいことを文章にして家族に宛てて書いてみました。

    何を書こうかなぁ?と迷いに迷って先生と相談し、文字数や漢字など考えて決めました。

    正しい鉛筆の持ち方を学ぶ姿
    正しい鉛筆の持ち方を学ぶ姿2

    改めて、正しい鉛筆の持ち方を指導してもらいました。何気なく持っている鉛筆ですが、正しく持つと筆圧や文字のコントロールがしやすくなり、手に負担がかかりにくくなります。

    絵柄がイルカや花火、色も数種類あり好きなものを選んで暑中見舞いはがきを作りました。

    さて、どんな文章をかいたのかな?おうちの方へメッセージのプレゼントです。

    文章を一生懸命に書く様子
    講座で書いた作品を受け取る姿

    学年ごとに違う文字や、「魚」の象形文字、ポストカードの3点が出来上がりました。

    第1回から出来上がった作品を最終日にすべて持ち帰ります。

    こどもたちは頑張って仕上げた作品を「お家の方に早く見せてあげたい」とわくわくしていました。

    どの作品も一生懸命さが伝わってきて、個性あふれる素晴らしい作品に仕上がりました。

    参加者の声

    <子どもたちの声>

    • すごくたのしかった!
    • ふでで字を書くのが楽しかった。
    • だんだんきれいに書けるようになった!
    • また同じレッスンがしたい
    • 2回目の後、家で漢字の練習をした時に「うまくなった」と言われて嬉しかった。

    などの感想をいただきました。

    講座を終えて

    講座中、こどもたちは驚くほど静かに取り組んでいて、真剣に「書く」ことに向き合っていたのだなぁと感じました。

    保護者の方も、部屋の外から参観した時に、一生懸命に取り組む姿にこどもの成長を感じとれたのではないでしょうか。

    毛筆、硬筆とどちらも経験し、今回学んだ基本の姿勢や持ち方、道具の扱い方などをこれからの生活に取り入れてもらえたらと思います。

    こどもたちの「楽しかった、また参加したい!」というたくさんの声を聞き、文字を書くことが楽しいと思ってもらえた講座になったこと、職員一同とても嬉しく開催して良かったと感じています。

    今回の講座で出来上がった作品を、11月に開催した「登美ヶ丘南公民館まつり」にて展示をし、多くの皆さんにご覧いただきました。

    今後も皆さんの「やってみたい」「学びたい」のきっかけになるような講座を開催できるよう、工夫していきたいと思います。ありがとうございました。

    公民館まつりでの作品展示の様子

    登美ヶ丘南公民館まつりでの作品展示