ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

スマートフォン表示用の情報をスキップ

現在位置

あしあと

    こんな講座ありました(英語で国際サロン~世界をもっと身近に!~)

    • 更新日:2025年3月4日
    • ID:14944

    ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

    英語で国際サロン~世界をもっと身近に!~<登美ヶ丘南公民館:2024年10月20日(日)>

    今年度で3回目となる人気講座、「英語で国際サロン~世界をもっと身近に!~」を開催しました。

    この講座は、奈良県立国際高等学校の先生・留学生・生徒のみなさんと参加者が一緒に、英語を使って気軽に異文化について学び、国際理解を深めることを目的にしています。

    今年度は5か国からの留学生と、英語をコミュニケーションツールとして各国の文化をワークショップ形式で体験しました。

    民俗舞踊やその国の行事、ゲーム、語学などさまざまなことを教えてもらいました。

    ファシリテーター・通訳として国際高校の生徒のみなさんに入っていただき、後半では留学生たちが日本に来て感じたことや、困ったことなども話し合いました。

    英語が話せる人、これから話してみたい人、英語が好きな人等、小学生から80歳代の方まで多世代にわたってたくさんの方に参加いただき、英単語やジェスチャーでコミュニケーションをとりながら、和気あいあいとした楽しい講座となりました。

    講座の様子

    自己紹介タイム

    まずは留学生のみなさんが各自で作ったスライドで自己紹介。

    どこの国から来たのか、ワクワクどきどきです。

    国際高校の先生方にも自己紹介と、学校の紹介をしていただきました。

    自己紹介の自作スライド
    スライドで説明する様子
    国際高校のALTの先生
    学校紹介をしてくださる国際高校の先生

    各国のワークショップで異文化を知ろう!

    ブラジルのブース

    ブラジルのブース

    タブレット端末で、ブラジルについてさまざまな文化を教えてもらいました。
    その後に、音楽を流してみんなでブラジリアンダンス!
    見よう見まねで踊ってみました。

    中国のブース

    中国のブース

    中国ではお祝い事がある時に、「囍」という文字を飾るそうです。
    その文字の切り絵を体験しました。
    文字の「口」の部分がハートになっていてかわいい!

    アメリカのブース

    アメリカのブース

    ここではトランプゲーム。
    日本では「ざぶとん」や「ダウト」でおなじみの騙しあいのカードゲームです。
    掛け声は「Banana!!」
    みんなで大盛り上がりでした。

    ミャンマーのブース

    ミャンマーのブース

    ここでは、ミャンマーの言葉の早口言葉を教えてもらいました。
    とりあえず聞き取れる音を頼りにしゃべってみる!留学生の話す口元と聞こえる音を拾ってチャレンジ。
    とっても上手だったのは、小学生!
    ミャンマーの留学生もうまいうまい!と大喜びしていました。

    メキシコのブース

    メキシコのブース

    ここでは「Basta(バスタ)」という、しりとりのようなゲームを教えてもらいました。
    英語での説明に耳を傾け、分からないときは「お助けマン!」の国際高校の生徒さんがサポートしてくれました。

    それぞれの参加者は、5つのブースの中から3か所まわり、各国の文化を楽しく体験しました。

    留学生たちも英語で話しますが、時々日本語を参加者の方から教わったり、お互いの文化の違いを話してみたりと、会話がはずんでいました。

    異文化について話そう

    後半は、留学生が日本に来て困ったことや文化の違いに驚いたこと、またそれについて私たちがサポートできることや改善点などを話し合いました。

    ここからは3つの班に分かれてみなさんで話し合いました。

    「会話」が中心になるので、通訳としての生徒さんと先生も見守ります。

    初めは何から話そうかと戸惑っていましたが、話し始めると次々と意見が出てきました。

    話し合いの様子

    ・留学生はアルバイトができないので金銭的に苦しい。
    ・お箸の使い方のマナーや、電車の中でのマナーに違いがある。
    ・日本食以外を食べられるところが少ない。
    など、経済的なことから食生活についてまで、さまざまな意見が出ました。

    発表する中学生

    国際高校の先生にサポートしてもらいながら、中学生も発表します。
    言葉の壁をなくして、いろいろな共通の趣味を見つけて交流していきたいと発表してくれました。

    留学生や日本に住む外国人の方々に、今自らできるサポートできることや解決するためにできることを考えました。

    私たちのコミュニティに住む方々が不安なく過ごせるようにするために、クラブなどに入って交流の場を広げる(生徒)、書類を多言語対応にする、などいろいろな意見が出ました。

    参加者の声

    <アンケートより>

    • 英語に楽しくふれられてとても楽しかったです。(10代)
    • いろいろなお話を多言語で聞けて新鮮でした。(20代)
    • 英語を使う機会が少ないので、今日は貴重な時間になりました。(40代)
    • ぜひ今後もこのような交流の場を設けていただき、お互いを知るという活動が活発になってくれればと思います。(50代)
    • とても良い機会でした。若い方の考え方、市政(社会に対する)を知りました。(60代)
    • 留学生との交流で、彼らの望み、考えなどを身近に聞くことができた。(70代)
    • とても楽しかったし、良い時間を持てました。またお会いしましょう(80代)

    などの感想をいただきました。

    留学生へのメッセージ

    最後に留学生へメッセージを書いていただきました。
    たくさんの励ましの声に留学生も先生も喜んでおられました。また、国際高校の生徒さんに向けてのあたたかいメッセージにも胸が熱くなりました。

    講座を終えて

    今回で3回目となりましたが、毎回各国から来た留学生たちが、熱心に準備をしてくれることに感心するばかりです。

    講座を受ける人に楽しんでもらいたい、自分の国を紹介したい、楽しく過ごしたい、と一生懸命に考えてきてくださいます。

    留学生は毎年変わり、人数が多い時もあれば、数人の時もあり、その時々で講座の内容も少しずつ変わりますが、国際理解を深めるための講座として、これからも続けていきたいと思っています。

    受講したみなさんや留学生とも、初めはとても緊張気味でしたが、終わる頃にはとてもリラックスし、満面の笑みを浮かべる表情に毎回驚きと嬉しさがこみ上げてきます。

    「交流をする」ということは、一方的に話を聞くだけではなく会話をして深められることで、とても大切だと改めて気づかされました。

    言葉の壁を少しでも低くし、これからも交流できる場を提供できるようにしていこうと思いました。

    参加されたみなさんの意見や感想を毎回聞くことで、私たち職員のこれからの学びにつながっています。

    今後もみなさんの「やってみたい」「学びたい」のきっかけになるような講座を開催できるよう、工夫していきたいと思います。

    ありがとうございました。

    参加者の皆さん

    参加者のみなさんで記念撮影!
    小学生は少し恥ずかしそうでした。
    みなさんありがとうございました。

    講座終了後に撮影タイム

    講座終了後は、生徒たちで記念撮影。
    公民館の玄関で先生ともパチリ。
    撮った写真を一緒に確認!
    国際高校の先生はフレンドリーで、生徒のみなさんと仲良し。
    きっと学校でも楽しい時間を過ごしているのだろうなぁと感じる光景でした。