こんな講座ありました(おいしく異文化交流)
- 更新日:2022年6月1日
- ID:12029
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おいしく異文化交流<都祁公民館:2022年2月27日(日)>
この講座は、外国人講師の指導による調理実習や身近な国の食生活や習慣などを学び、異文化への興味と理解・交流を深めることを目的に開催しました。
今年の異文化交流の国はベルギーです。
ベルギーといえば、チョコレート、ワッフル、ビール、フランダースの犬、小便小僧などを思い浮かべるかもしれません。
ベルギー首都のブリュッセルには、EU(ヨーロッパ連合)やNATO(北大西洋条約機構)の本部があり、ヨーロッパの首都といわれています。
どんなお話を聞けるか楽しみです。
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今日の講師、西中リンダさんは、ベルギーから奈良市月ヶ瀬のお茶農家に嫁いでこられました。
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右に飾ってある黒・黄・赤色の旗がベルギーの国旗です。
国旗は、フランス革命に勇気づけられ独立運動が始まったことに敬意を表して、フランス国旗を手本にした3色旗になったそうです。
3色の色には意味があります。
ブラバント公国の紋章の黒地に赤い爪や赤い舌を出した黄色いライオンを元にしているそうです。
元々、国旗の色は水平横に並んでいたそうです。
横から縦の垂直模様に変わったのは、1830年にオランダから独立したときからだそうです。
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こちらがヨーロッパの地図です。
ベルギーはどのあたりでしょうか。
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これは、ベルギーの州を表した地図です。
ベルギーは、3つの公用語があるそうです。
北半分がオランダ語、南半分がフランス語、ドイツに隣接する地域はドイツ語を話すんですって。
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こちらは有名な小便小僧です。
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ベルギーの国の話は終わりです。
それでは、ベルギーワッフル作りへ。
作ったワッフルは、お家に帰ってからのお楽しみです。
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事前に用意していただいた生地を焼いていきます。
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ワッフル用の鉄板で焼いていきます。
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う~ん!いい匂い!!
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完成です。
お好みのトッピングをするとさらに美味しくいただけます。
当然、このままでも食べられます。
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抹茶ワッフルも作ってくださいました。
この抹茶は、月ヶ瀬でご主人や息子さんが作られたものです。
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鮮やかな緑色がとても綺麗です。
ほんのりお茶の香りもします。
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映像を交えてベルギーの料理を紹介していただきました。
チコリグラタンとフランダース風のカルボナーラです。
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チコリは、ヨーロッパ原産のキク科の野菜です。
ヨーロッパでは、日本のキャベツやレタスのように一般的に食べられているそうですよ。
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ベルギー家庭料理の代表、牛肉のビール煮です。
フランスならワインを使うとのこと、ベルギーでは手軽にビールを使います。
なんでも、家庭によって少しずつ味が違うんですって。
日本のお味噌汁やカレー、肉じゃがと同じ、いわゆるおふくろの味ですね。
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芽キャベツの炒め物の説明です。
キャベツの原種は地中海沿岸ですが、芽キャベツはベルギーで作られた改良品種なんですって。
小エビとトマトのベルギー風サラダの作り方も教えてもらいました。
ベルギーの北にある北海のオステンド海岸は、昔は漁港として栄え、今でもカキやエビの水揚げで有名だそうです。
小エビと使ったサラダは、ベルギー料理には欠かせない一品だそうです。
最後に、先ほど焼いたワッフルとチコリをお土産にいただいて帰りました。
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参加者の声
- 楽しくお話を聞かせていただきました。お国の違いがいろいろとわかりました。
- ベルギーの話、初めて聞きました。良かった。
- 作れなかったのは残念でしたが、また、家で作ってみようと思います。
- リンダ先生の説明、楽しく、明るく、興味深く聞かせていただきました。とても楽しい時間でした。
- ベルギーの文化、食文化をいろいろ教えていただき興味深かった。
- 実習ができたらよかったです。コロナで残念。
- 直接ベルギー出身の方から身近な話が聞けて良かったです。
- お話も楽しく、いい時間を過ごせました。
- 早く、家に帰り食べたいです。
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講座を終えて
今まで、ネパール、ベトナム、韓国、中国、フィリピンとアジアの方を先生に迎えて開催してきました。
今回、初めてヨーロッパ出身の方が先生でした。
都祁地域には、いろいろな国からたくさんの人が来ておられます。
今後も、いろいろな国の人から話を聞き、異文化交流を楽しみたいと考えています。