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あしあと

    館長が語る(都祁公民館)

    • 更新日:2025年8月16日
    • ID:15315

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    都祁公民館長 福山 哲治(ふくやま てつじ)

    皆さま こんにちは。

    都祁公民館で2年目を迎えました福山です。

    どうぞよろしくお願いいたします。

    地域のことがほとんど分からない状況で着任し、はや一年。

    皆さまに優しく接していただき、たくさんのことを教えていただきました。

    ありがとうございます。

    兼務となりました。

    さて、着任し一年しか経っておらず、まだまだこれからも都祁のことを学び、業務に取り組んでいかなければならない中、今年度から田原公民館においても館長を務める「兼務」となりました。

    2年続けて、ほとんど地域のことを知らない一からの出発に不安や戸惑いを隠せない状況ですが、

    今後も変わらず都祁の皆さまと深く関わり、ご迷惑をおかけしないよう、精一杯務めさせていただく所存です。

    闘鶏国に思いを馳せ、三陵墓東古墳より現在の都祁を望む

    プチ田舎暮らし

    さて、何と言っても東部地域公民館5館(田原公民館・柳生公民館・興東公民館・月ヶ瀬公民館・都祁公民館)の講座の一番の特徴と言えば「プチ田舎暮らし」シリーズではないでしょうか。

    地元地域密着型のこの講座シリーズ。今まで私は詳しく知らず、こちらに来て初めてじっくり体験することとなりました。

    昨年度のこの「館長が語る」において、「古代米作り」の実施した分までを紹介いたしました。

    今回はその後を、前回の様子も通してご紹介いたします。

    6月から始まり12月まで全6回のこの講座。名前の通り古代米を作ります。

    驚きはほぼ手作業で進めていくことです。1回目の田植え、2回目の草抜き、3回目の案山子作り、4回目の稲刈り、5回目の脱穀、そしてお楽しみの6回目の収穫祭です。

    作業は機械を使わずに手で苗を植え、また除草剤も使用せず生えてきた雑草を手で引き、そして鎌で稲を刈り取り、ハサガケした後に脱穀をします。

    講座では一枚の田んぼの3分の1ほどの広さで作りました。田植え前にはそれほど広さを感じなかったのですが、いざ作業を始めると、当初の自分の考えの甘さを大きく後悔するほどの大変さでした。

    田植えの様子

    草引きの様子

    案山子作りの様子

    稲刈りの様子

    脱穀の様子(足踏み式脱穀機)

    選別の様子(唐箕による)

    収穫祭の様子(獲れたお米で土鍋ご飯)

    最後は収穫したお米に感謝し、皆さんで食事会をして収穫を祝いました。


    現代社会では、ほぼ体験できない手作業での稲作。

    天候での左右や、世話、力仕事など苦労も多いですが、収穫し口にした時の喜びは一入(ひとしお)でした。

    米作りはもはや機械での効率化とは切っても切れないものですが、昔からの農法を知り、お米への見識を深めることで、お米や生産者への感謝の気持ちも知ることができる、学びの多い講座となりました。

    このように「プチ田舎暮らし」シリーズは、地域に密着した魅力であるとともに、昔からの知恵が活かされ直に学ぶことができる魅力ある講座がいっぱいです。

    ぜひ皆さんもお申込み、ご参加ください。

    最後に

    地域に密着しながら、今後もここ都祁地域に根ざした内容の講座、そして館運営を行っていきたいと思っております。




    今年度の職員体制です。
    左から
    西浦、浅野、福山、森田、大西

    公民館では、今年度もさまざまな講座を企画しております。

    地域に根ざした社会教育・生涯学習施設として運営してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

    [2025年8月]