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あしあと

    こんな講座ありました(おいしく異文化交流(季節のチヂミ作り))

    • 更新日:2024年6月17日
    • ID:14050

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    おいしく異文化交流(季節のチヂミ作り)<都祁公民館:2024年3月9日(土)>

    この講座は、外国人の方を講師に、身近な国の食生活や習慣などを学び、異文化への興味と理解・交流を深めることを目的に開催しました。

    今回は、金升安(キム スンアン)さん、に、「季節のチヂミ」の作り方を教えていただきました。

    金升安さんは、春から開催していた講座「プチ田舎暮らし・都祁―ゆったり古代米―」に参加されており、その時、チヂミについての話をしました。

    私の中では、「チヂミはニラがいっぱい入っていて、お好み焼きの薄い感じのもの」というイメージだったのですが、金さんの話だと、「いろいろな具材を入れて楽しむことができるんですよ」とのこと。

    「では、都祁の早春を感じる季節の食材を使ってチヂミを作ってみませんか?」と話が進んで・・・今回の講座が実現しました。

    まだまだ寒い都祁地域。
    「都祁の早春を感じる季節の食材」といっても、当日の3月9日にどんな野菜が確保できるか不安もありました。

    いくつかの候補を考え、近くの畑で栽培している野菜や保存食、いつも芽が出る場所などにアンテナを張って待ちました。

    しかし、暖冬とはいえまだ芽が出ていなかったり、確保していたものは腐ってきたりと。

    購入して調達しようかとも考えましたが、野菜価格も上がってきていることもあり、「都祁の早春を感じる季節の食材」という趣旨とは違うかなと思い頑張って確保するようにしました。

    なんとかニラ以外は近くの農地で確保できました。

    当日の朝、金さんご夫婦が下準備に来てくださいました。

    さらに、都祁の早春を感じる季節の食材。

    ダイコン、ニンジン、カブ、菜の花、ワケギ、ハツカダイコン、フキノトウ、ワサビの葉・・・。

    短冊切りにしたり、ちょっと切れ込みを入れたりして、早く火が通るようにします。

    いよいよ講座の始まりです。
    先生から基本的なチヂミの作り方と、季節感を楽しむチヂミについて、例を挙げて説明していただきました。

    続いて、今日の食材について説明。
    ダイコン、カブ、菜の花、ワケギなどは、生地の中に入れて焼くのでなく、生地をつけて別に焼いたほうが良いとのことでした。
    生地は、小麦粉、片栗粉、団子粉、卵、顆粒だし、水を入れて、よくかき混ぜて作ります。

    ニラ、ニンジン、ダイコンは、基本の具材として生地の粉と一緒に先に混ぜておきました。

    焼く手順の確認のため、まずは試しに焼いてくださいました。

    ネギ、カブ、菜の花といった厚手のものは、軸の固い部分を包丁でたたいて柔らかくしたり切れ込みを入れたりしておき、生地をつけて横で焼きます。
    ネギは長いので、半分に折って焼きます。

    美味しそうに、こんがりと焼きあがりました。

    さあ、いよいよ受講者の皆さんが焼く番です。
    都祁公民館は料理室が無いので、家庭用のカセットコンロとホットプレートで焼きます。
    つまり、家でも手軽に準備して焼けるということです。
    4~5人のグループで順番を決めて焼いていきました。
    基本具材に何をトッピングするかは、焼く人が考えました。

    座席は、受付の際にくじ引きで決めたのですが、男性ばかりのグループができました。
    皆さん「おじさんテーブル」と自称されておりました。
    この「おじさんテーブル」、手つきだけを見ていると慣れてないような慣れているような・・・私の気のせいだったのでしょうか。
    チヂミを、うまくひっくりかえせた時には歓声が上がって、会話が弾んでいて、一番にぎやかなテーブルでした。

    ホットプレートの火力にやや物足りなさがありましたが、各テーブルで焼く順番を交代しながら、調理が進んでいきました。

    子どもの参加もありました。
    食材の組み合わせ方など、いろいろ工夫して楽しんでくれたようです。

    時間が経つにつれ、フライパンも皆さんの「腕」も温まってきたのでしょうか。
    手際よく調理されて、おいしそうなチヂミが次々と焼きあがっていきます。

    皆さんの調子が上がってきたところですが・・・そろそろ時間です。
    金さん特製のタレをつけて、試食も少々。
    都祁の早春を感じる季節の野菜のチヂミの味はいかがだったでしょうか?

    残った具材は皆さんに持って帰っていただきました。
    家に帰って、もう一度、今日を振り返りながら楽しんでいただけたらと思います。

    参加者の声

    • ありがとうございました。美味しくいただきました。
    • いろいろと準備いただきありがとうございました。楽しく料理させていただきました。
    • 初めてのチヂミ作り、楽しかったです。
    • フキノトウなど、子どもが食べたことのないものをたくさん食べることができ、本当に楽しかったです。
    • 土曜日なので、子どもの受講者が多いと思ってきましたが、意外に大人が多かったです。
    • チヂミの作り方がよくわかりました。
    • 準備ありがとうございました。楽しい時間になりました。
    • 「楽しくて・おいしい」でした。家でも作ってみます。
    • きちんとした分量や焼き方、どんな具材が使えるのかなど、知ることができて良かったです。

    活動を終えて

    想定していた季節の野菜類を準備しきれず、皆さんに「早春の都祁」を楽しんでいただけるだろうかと、内心ドキドキしていましたが、講師の金さん夫婦をはじめ、みなさんの元気・活気のおかげで、みなさんの笑顔いっぱいの講座にできました。

    これまで「チヂミの具材はニラ。具材は生地に混ぜ込んで焼く。内容は決まっているんだ」と思っていました。

    でも、今回、金さんと出会って、一緒に講座をして、「場所や季節を楽しめたら、作るのも食べるのも何倍楽しくなってくる」ことがよくわかりました。

    今後は、香りの強いもの、水分の多いものなど、いろいろな具材の特徴を活かして、個性のある組み合わせのチヂミを楽しんでみたいなと思いました。

    参加者の皆さん、美味しいチヂミの組み合わせを見つけられたら、都祁公民館へお知らせください。